11月21日スッキリで放送された猫庭(ネコニワ)を紹介
山口県にあるてしま旅館にある「猫庭」は、猫の殺処分0を目標に立ち上げられた保護猫用シェルターです。2016年6月に完成したこの施設は、2017年11月には更に多くの保護猫を受け入れるため、2階建てになり、今では年間100匹以上の猫ちゃんと里親を繋げる活動を行っています。
この記事ではこの素晴らしい活動をしている猫庭について紹介していきます。
猫庭を作ったのは小学校2年生そのキッカケとは?
スッキリで紹介されていたのは、なんとまだ幼い女の子の姫萌(ひめも)ちゃんです。
本当に驚きですね。
始まりは姫萌ちゃんがまだ小学校2年生のとき、家の近所に住み着いた1匹の野良猫との出会いです。
その野良猫を保護し、家に帰って猫嫌いなお父さんを必死に説得、ちゃんと自分でお世話をするという条件で猫を飼うことが許されました。
現在ではもちろんお父さんも猫が大好きです。
そんな矢先あるテレビ番組が姫萌ちゃんとお父さんに衝撃を与えます。
そのテレビの内容とは、「山口県で犬猫が殺処分されている現状が紹介されている」というニュース番組でした。
その内容では平成27年度山口県で殺処分される猫の数が全国4位であるとういう内容・・・・
「何か自分たちにもできることがあるんじゃないだろうか・・・・・」
家族会議を重ね「旅館の中庭があるから、そこに猫のお家を作ったらどうか?」という思いつきから猫庭への挑戦が始まります。
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猫庭建設はクラウドファンディングで800万円
保護猫用シェルター建設に必要な費用は「山口県の殺処分ゼロ」を目標に掲げ、クラウドファンディングで資金調達に挑戦します。
たくさんの人達の力添えにより、資金調達に成功し、JR貨物コンテナを2個購入して猫庭の製作がスタートします。
内装は猫に優しい木材で全面をカバーし、エアコンも完備、中に入ってみると網戸のおかげで通気性も良く、真夏の30度近い気温のときもエアコンを使用しなくても涼しく過ごせる環境が整っています。
旅館側の壁は大きなガラスになっていて、ロビーラウンジからは、ソファーに座りながらリラックスしての猫たちの姿が見え、宿泊しに来たお客さん達が癒される嬉しい演出になっています。
2016年6月に保護猫用シェルター「猫庭」が完成、2017年11月には2階建てに増築し、今では年間100匹以上の猫ちゃんと里親を繋げる活動を行っています。
2回のクラウドファンディングの資金集めにより、約800万円の資金調達に成功し、たくさんの方々の協力により目標でもある殺処分ゼロに少しずつ近づいています。
てしま旅館「猫庭」の現在
猫庭は、里親希望者への譲渡と保護猫の受け入れを行いながらも常に満員状態で、年間で100匹以上の猫ちゃんたちと里親を繋げることができています。
それぞれの猫に個性があり、すべてが可愛く、病気になれば、時に悩み、里親が決まれば、時に泣き、いままでの旅館経営では味わう事の出来ない豊かな感情をみんなで共有しています。
今では猫庭を楽しみにご来館くださる、リピータのお客様もたくさんいらっしゃいます。
てしま旅館「猫庭」の場所
- てしま旅館
- 〒754-1277 山口県山口市阿知須7418-8
- ☎0836-65-2248
猫庭のご案内
まとめ
姫萌ちゃんのお父さんは「子供たちの世代に、少しでも『命の大切さ』を伝えていきたい。保健所に持ち込まれ、殺処分という最悪の最期を迎える猫の数をゼロにしたい」
その想いは、館長でもある姫萌ちゃんにも確かに伝わっています。
姫萌ちゃんは学校から帰宅すると、着替えよりも先に猫庭に直行し、床や猫トイレの掃除、猫の体調チェックと大忙しで猫を第一に考えて行動しています。
譲渡会に来た人たちにも
「この子は猫なのに猫よりも人間の方が好きみたいです」
「この子はすぐ猫パンチするので気を付けて下さいね」
「缶詰はあげすぎない方がいいですよ」
などハキハキと説明している姿に感銘を受けます。
姫萌ちゃんの将来の目標は「獣医」で、猫たちの力になれる仕事だと思うので頑張ると語っていました。
温かい里親の手を、猫たちは待ち望んでいます。両者が出会い、絆を結ぶ猫庭のさらなる進化に期待が膨らみますね。
また、飼う側の人間がもっと責任を持ち、命を預かる、命を育てる、命の大切さをしっかり認識する必要があると感じます。なぜなら猫には何の責任も無いからです。
猫庭に寄付ができる商品を紹介
猫庭の活動に賛同頂ける方は是非こちらもご覧いただければと思います。
こちらで紹介されている商品の売り上げの一部が「猫庭」に寄付されます。