サッカーが上手くなるための基礎練習
これからサッカーを始めようとするお子さんや、昔サッカーをやっていて、久しぶりにまた始めようとする社会人や学生の方も、サッカーを楽しんでプレイするために参考にして頂ければと思います。
実際私も小学校、中学校、高校とサッカーをやってきましたが、大学を卒業し、社会人になり10年、最近運動不足で、体を動かしたいと思っていた所たまたま友人の誘いで、趣味でサッカーを始めました。
その流れから現在では、中学生のクラブチームのサッカーコーチをしています。
実際にコーチとしてサッカーを教えてみると、ボールをちゃんと蹴れない子供たち以外に多いように感じます。
ちゃんとボールが蹴れればサッカーがもっと楽しくなりますし、もっとサッカーが好きになるので基本知識をおさらいしていきましょう。
ドリブルについて
サッカーを上手くなるには、まずサッカーを好きになり、楽しむことです。
ここでは、「ドリブル」のコツ、練習法を分かりやすく解説していきます。
ドリブルとは？
ドリブルとは足でボールを運ぶテクニックです。
ボールを自由自在に動かせるようになることで、サッカーが本当に楽しくなるはずです。
向かってくる敵を次々と抜いてシュートを決めたり、大事な場面でドリブルからラストパスを出せたりすることができます。
練習1 『その場でのボールタッチ』
最初にやるトレーニングは、足の色々なところを使ってボールに触る、その場でのボールタッチです。
ボールタッチ=ボールに触ることです。
足の色々なところでボールを触ることで、足での感覚が自然と身についてきます。
- まずはボールを動かさないように、足の裏でやさしく触ってみましょう。最初は左右交互にゆっくり始め、慣れてきたらスピードを上げていきましょう。 ポイントはボールが動かないようする事です。ボールを動かさないためには「やさしくタッチする事」が重要です。
- 次にインサイド（足の内側）だけを使って、左右交互にボールを動かしながらボールを触ってみましょう。インサイドはサッカーで大切なキックなので、たくさん練習して感覚をしっかり身に付けましょう。これも最初はゆっくりやり、慣れてきたらスピードを上げていきましょう。 ポイントはボールばかり見ないことです、しっかり顔を上げてトレーニングしましょう。ボールを見ないで出来るようになると完璧です。
- 次はボールを「Vの字」に動かします。ボールを足の裏で引いて、向きを変えてインサイドで押し出します。左右交互にやり、始めはゆっくりと徐々にスピードを上げていきましょう。向きを変えることは試合でもとても役立ちます。できるまで繰り返し練習しましょう。
練習2 『ジグザグドリブル』
次にジグザグドリブルの練習をします。この練習に必要なのはペットボトルです。ペットボトルの中の水を入れて立てます。
方向を変えながらドリブルしボールを運ぶことで、自分の思い通りにボールを運ぶテクニックが身につけましょう。
水を入れた5本のペットボトルを1メートル間隔で置いて、その間をジグザグにドリブルをしながら進んでいきましょう。
- 最初はボールを動かしやすいインサイドから足の内側だけを使って、細かいタッチでボールを運んでいきましょう。 ポイントは優しくボールをタッチして、インサイドも少し前の方でタッチすると、スムーズにボールを前に進めることができます。
- 次にアウトサイドを練習しましょう。足の外側だけを使って進んでみましょう。 ポイントは足の外側でボールを押し出すイメージで進んでいくと、スムーズにボールを前に進めることができます。
- 次にインサイドとアウトサイドの両方を使ったドリブルをします。最初のタッチはインサイド、次のタッチは反対の足のアウトサイドでジグザグにドリブルをしていきましょう。 ポイントは最初のインサイドは少しだけ軽く触る、そして反対の足のアウトサイドではボールを押し出す。少し難しいかもしれませんが、足の色々な場所でボールを蹴れるようになるので、しっかり練習しましょう。
最初はゆっくりと確実に丁寧に、細かくボールをタッチしながらドリブルしていきます。また、下を向いてボールばかり見ていると次のペットボトルが見えなくなって、ぶつかってしまうので、しっかり顔を上げてドリブルしていきましょう。
これができるようになったら、徐々にスピードを上げていきましょう。
まとめ
この練習で特に大事なポイントはボールを細かくタッチして進んでいくことと、しっかり顔を上げてドリブルすることです。
この練習をすることで、足の色々な場所でボールを蹴ることができます。
ドリブルが上手くなると、試合中でも敵にボールを取られることなく、ボールを前や横、後ろ自由自在に運ぶことができ、自分でドリブルをしてゴールを決めることだってできます。
最初は難しいかもしれませんが、しっかり確実にボールをタッチして、繰り返し練習をしていきましょう。