サッカー中島翔哉完全移籍!ポルトガル 名門ポルトへ5年契約で背番号は「8」
カタール1部のカタール・スターズリーグのアル・ドゥハイルでプレイするサッカー日本代表FW中島翔哉が、
ポルトガル1部プリメイラ・リーガのポルトへ完全移籍で加入することが決まった。
ポルトは中島が2024年6月までの5年契約を結び、背番号が「8」に決まったことも発表している。
移籍にあたり、中島はポルトの公式ツイッターにて、
「はじめまして、中島翔哉です。ポルトに来られてすごく嬉しいです。よろしくお願いします」と日本語で動画メッセージをサポーターに向けて送っている。
O Nakajima deixou esta mensagem para ti 🔵⚪🧐😜#FCPorto #WelcomeNakajima pic.twitter.com/26OLGH6waF
— FC Porto (@FCPorto) 2019年7月5日
中島翔哉の海外での経歴
現在24歳の中島は、2017年夏にFC東京からポルティモネンセに移籍。
加入初年度からプリメイラ・リーガで29試合出場、10ゴール12アシストの活躍を見せていた。
背番号を「10」に変更した2018-19シーズンはリーグ戦13試合の出場で5ゴール6アシストを記録。
そしてシーズン途中の今年2月にアル・ドゥハイルに移籍すると、公式戦13試合の出場で2ゴール2アシストを記録したが、わずか半年でポルトガル復帰が決まった。
日本代表には2018年3月28日のマリ戦でデビューを飾り、初ゴールもマーク。
これまで通算13試合に出場し、4ゴールを挙げている。
プリメイラ・リーガ通算28回の優勝を誇る名門ポルトは2018-19シーズン、27勝4分け3敗の勝ち点「85」を獲得したが、
ベンフィカの勝ち点「87」を上回れず2位でシーズンを終え、リーグ連覇を逃していた。
違約金はクラブ史上2位の100億円!移籍金は!?
中東挑戦から約半年でポルトガルの名門に電撃移籍を果たした中島だが、移籍金などの詳細な情報は明かされていない。
地元紙『O Jogo』は、アル・ドゥハイルとポルトは、中島を共同保有する契約を締結。
保有権は前者が依然として50パーセントを有し、後者は1200万ユーロ(約15億円)を支払って、残り半分の権利を得たと報じている。
この契約により、アル・ドゥハイルにすれば中島を完全に手放すわけではなくなるため、さらにステップアップした際に、高額な移籍金を受け取る余地を残すことになった。
また、ポルトにしてみれば、アル・ドゥハイルが少なくとも3500万ユーロ以上は要求したと思われる移籍金を大幅にディスカウントして、意中のターゲットを手に入れることができたのだ。
そして、驚かされるのは中島に対して、ポルトが設定した契約解除金だ。
ポルトガル紙『Diario de Noticias』によれば、その額は8000万ユーロ(約100億円)で、これはクラブ史上2番目に高い金額になるということが分かっている。
中島の獲得について、ポルトのピント・ダ・コスタ会長のインタビュー
「ナカジマがポルトの選手になることをずっと夢見てきた。私たちは彼がポルティモネンセにいる時から話し合ってきたからね。実際、テオドロ・フォンセカ(代理人)に本人も希望を語っていたようだ。全ての選手と監督が彼の資質を高く評価している。とにかく我々がずっと恋焦がれていた彼女のようなナカジマが、ポルトのユニホームを着てくれたことを嬉しく思う」
ポルトは、昨シーズンにチームのFWをけん引したアルジェリア代表MFのヤシン・ブライミが契約満了により退団。
その背番号8を引き継いだ中島に、大きな期待が懸けられているのは間違いない。
そうしたプレッシャーの中で、いかなるパフォーマンスを見せるのか。
サッカー日本代表の10番に注目が集まっている。