これからサッカーを始めようとするお子さんや、昔サッカーをやっていて久しぶりにまた始めようとする社会人や学生の方も、サッカーを楽しんでプレイするために参考にして頂ければと思います。

実際私も小学校、中学校、高校とサッカーをやってきましたが、大学を卒業し社会人になり10年ほぼ何もしてなかったのですが、体を動かしたいと思い趣味でサッカーを始めました。

その流れから現在では、中学生のクラブチームのU13担当コーチをしています。

実際にコーチとしてサッカーを教えてみると、ボールをちゃんと蹴れない子供たち以外に多いです。

ちゃんとボールが蹴れればサッカーがもっと楽しくなるし、もっとサッカーが好きになるはずです。

ここでは、中学生や小学校高学年くらいで一番悩みの多い「ロングキック」の飛ばない理由について詳しく解説していきます。

これを改善できればロングキックを遠くに蹴る事ができ、更に練習を繰り返していけばコントロールをしっかりできるようになります。

これからサッカーを始める初心者の方にも参考になると思うので是非ご覧ください。

サッカーの初心者がロングキックを蹴っても遠くに飛ばない5つの理由とは!?

ロングキックが飛ばない悩みは、サッカーを始めたばかりの方はもちろんあると思いますが

中学1年生くらいが一番悩むキックです。なぜなら小学生のときは4号球を使用していたので、ボール自体が軽く、遠くにボールを飛ばすことができたのですが、中学生になり5号球に変わり、ボール自体が重くて大きくなったため、ボールを遠くに飛ばしにくくなってしまったからです。

ここでは、なぜボールが飛ばないのかを5つのポイントに分けて説明していきます。

ロングキックが飛ばない理由①:軸足をしっかり踏み込んでいない。

サッカーのどんなキックでもそうなのですが、重要になってくるのが蹴る側の足と反対側の足「軸足」です。

この軸足をしっかり踏み込まないと、ボールは遠くに飛ばないし、強いボールも蹴れません。

「しっかり踏み込む」というよりは「しっかり踏ん張る」という表現の方が正しいかもしれません。

下の写真の様にしっかり軸足で地面をとらえ、しっかり踏ん張りましょう!

軸足とボールの距離ですが、ボールに平行に10㎝~15㎝の位置がおすすめです。人によっては平行というよりは少し前に出している方もいますが、

何回も繰り返し練習することで自分にとってのベストな軸足の踏み込む位置も見つけましょう!

ロングキックが飛ばない理由②:力任せにボールを蹴っている。

ボールを遠くに飛ばそうとすると、どうしても体全体に力は入ってしまいキックをフォームのバランスがくずれてしまい、軸足もずれてしまうので、ボールをしっかり蹴ることができくなってしまいます。

無駄な力を入れすぎずに、上半身はリラックスした状態でボールをしっかり見て蹴るようにしましょう!

ロングキックが飛ばない理由③:ボール下をしっかり蹴っていない

ボールの上や真ん中を蹴ってもボールは上に上がらず、遠くに飛びません。しっかり地面とボールの間に足を入れましょう!

そのとき、地面とボールの間に入れた足を振り上げるイメージをもって蹴るといいです。

中学生の場合、地面を蹴ってしまうことを避けようとして、地面とボールの間より少し上を蹴ってしまっている選手が多いです。

練習では、最初は地面を蹴ってしまってもOKなので、そこから徐々に修正していくと上達が早いです。

ロングキックが飛ばない理由④:ボールを蹴るときの上半身の姿勢が悪い

ロングキックが飛ばない理由②で上半身はリラックスとお伝えしましたが、ただリラックスするだけではダメです。

姿勢ですが、身体が前かがみになってしまっているとボールが高く上がりません。しっかり身体を起こしてボールを蹴る事を心掛けましょう!

ロングキックが飛ばない理由⑤:ボールを蹴るときの蹴り足の振り方が悪い

ロングキックで軸足はとても大切ですが、蹴り足(ボールを蹴る方の足)の意識も大切です。

ボールを蹴るときに蹴り足を小さく振ってしまうとボールを遠くに飛ばす事はできません。

いつもブランコで例えているのですが、ブランクが大きく揺れているときのように、遠心力を使って大きく蹴り足を振り、ボールを蹴るようにししょう!

また、ボールを蹴る瞬間足首がしっかり固定されていないと、ボールに力が伝わらず強くボールを蹴ることができません。

ボールを蹴る瞬間はしっかりと足首を固定し、ブランコの遠心力で強くなったパワーをボールに最大限伝えるようにしましょう!

まとめ

今回、「ロングキックはサッカー初心者では飛ばない5つの理由」を解説していますが、を言えばこれをしっかり意識をして繰り返し練習をすることにより、克服していけばロングキックを蹴れるようになるということです!

ロングキックが蹴れるようになれば、近くにパスコールが無いときのサイドチェンジ、攻め込まれているときのクリア、相手ディフェンスの裏をとるスルーパスだってできるようになりますし、プレーの幅が大きく広がります!

しかし、すぐにロングキックが蹴れるようにはならないので、練習をして1つずつ課題をクリアしていって下さい!

楽しいサッカーをより楽しむために繰り返し練習をしていきましょう!

こちらでもロングキックについて解説していますので、よろしければご覧ください。

「サッカー 初心者向け基礎練習5『ロングキックの蹴り方』